すべてを並べる順列(階乗)
すべてを並べる順列は、順列の特別な場合です。要素が n 個の集合から、異なる n 個の並びがいくつできるかを求めます。
公式
まず、順列を復習しましょう。数字の集合 {1, 2, 3, 4, 5} から、同じ数字をくり返さずに、3けたの数はいくつつくれるでしょうか。これは順列の典型的な例で、おなじみの公式で解けます。
5けたの数なら、いくつつくれるでしょうか。
5つの要素からなる集合で、異なる5つ組の個数を求めると、答えは 5! になることに気づくでしょう。これを一般化すると、n 個の要素からなる集合からは、全部で n! 通りの異なる n 個の並びができる、といえます。ここで、すべてを並べる順列という考え方が出てきます。
すべてを並べる順列とは
要素が n 個の集合 M があるとき、集合 M の要素からつくった n 個の並びで、同じ要素をくり返さないものを、その集合のすべての要素を並べる順列といいます。例:集合 M = {a, b, c, d} なら、たとえば (a, b, d, c) や (d, b, a, c) がそのような順列です。異なる順列の総数は、次の式に等しくなります。
例題
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6冊の本を本棚に1列に並べます。異なる並べ方は全部で何通りあるでしょうか。6冊すべてを並べるので、答えは {}6P6 = 6! = 720 です。
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前の例の日本語の本6冊に、英語の本4冊が加わりました。日本語の本はすべてまとめて、英語の本もすべてまとめて並べたいとき、この10冊を本棚に並べる方法は何通りあるでしょうか。
本の並べ方には、どんな場合があるでしょうか。まず日本語の本6冊、次に英語の本4冊と並べるか、逆に、まず英語の本4冊、次に日本語の本6冊と並べるかです。日本語の本の並べ方は 6! 通り、英語の本の並べ方は 4! 通りあります。積の法則を使ってこれらをかけると、6! · 4! = 17,280 です。日本語の本のまとまりと英語の本のまとまりの順番は2通り(日本語が先か英語が先か)あるので、この数をさらに2倍します。答えは 17,280 · 2 = 34,560 です。