平均値
平均値は統計でよく使われる値で、データの値の相加平均として計算します。
平均値とは
ここでいう平均値とは、調べた値の相加平均のことです。例として、次の給料(月給、円)の表を見てみましょう。
| 名前 | 給料 |
|---|---|
| 健太 | 100,000 |
| 翔太 | 150,000 |
| 大輝 | 180,000 |
| 誠 | 210,000 |
| 由美 | 190,000 |
| さくら | 250,000 |
| 拓也 | 150,000 |
| 隆 | 450,000 |
| 美咲 | 290,000 |
| 太郎 | 850,000 |
| 浩 | 150,000 |
これは、架空の会社「マトウェブ株式会社」で働く架空の社員11人の給料です。この会社の平均の給料はいくらでしょうか。まず、すべての金額をたします。
給料として毎月支払われる金額は、合計で2,970,000円です。平均の給料は、この金額を社員の人数、つまり11で割れば求められます。2,970,000 / 11 = 270,000 です。この会社の平均の給料は27万円です。悪くない金額ですね。
一般に、n 個の値 x1, x2, …, xn があるとき、平均値はすべての xi をたして、その結果を n で割れば求められます。平均値はふつう
同じ公式を和の記号を使って書くと、次のようになります。
Excel で平均値を求める方法
Excel では、平均値を求めるのに AVERAGE 関数を使います。引数には、平均値を求めたいセルの範囲を指定します。
平均値の問題点
平均値を使うときに出あう問題をいくつか挙げます。
- 平均値は、最もよく現れる値や、最も起こりやすい値を表すわけではありません。平均値は、あくまでも平均の値です。学校の評定の平均を計算すると、3.7のような数になることがあります。これは、実際に学校でもらえる評定ではありません。それでも、評定の平均です。同じように、この会社の平均の給料は27万円ですが、実はこの給料をもらっている人は1人もいません。
- データに外れ値(ほかの値から極端に離れた値)があると、平均値はデータの実態を正しく伝えないことがあります。平均の給料27万円はかなりよい金額に聞こえますが、ほとんどの社員の給料は、これよりずっと低くなっています。平均がこれほど高いのは、主に85万円をもらっている太郎さん1人のためです。太郎さんが平均を大きく引き上げているのです。太郎さんを除いて計算すると、平均の給料は21万2千円になります。こちらのほうが、一見して実態に近い数に見えます。
章: 平均値, 中央値, 最頻値, 評定の平均の求め方, 相乗平均(幾何平均), 調和平均