ベクトルの演算
ベクトルでは、足し算やかけ算などの基本的な演算ができます。
ベクトルの和
2つのベクトルを足すには、両方を原点から始まるようにかき、平行四辺形をつくります。原点から始まる対角線が、和のベクトルです。もちろん、説明の図を用意してあります。
計算では、ベクトルの和は対応する成分の和になります。つまり、2つのベクトル
図のベクトルは
ベクトルを引くのは、逆ベクトルを足すのと同じです。計算では次のようになります。
同じ直線上で同じ向きのベクトルを足すと、和のベクトルは大きさが足し合わされて伸びるだけです。逆向きなら、大きさを引き算します。図を見るとよくわかります。
ベクトルの和には交換法則と結合法則が成り立ちます。数と同じように
ベクトルの実数倍
ベクトルに実数 k をかけるときは、2つの成分にそれぞれ k をかけるだけです。図形的には、ベクトルが「伸びる」か「縮む」かし、k が負なら向きが逆になります。
図から、ベクトル
ベクトルの1次結合
線形代数では、ベクトルの1次結合(線形結合)をよく使います。ベクトル
- ベクトル
のうちの1つの k 倍 - 任意の2つ以上のベクトルの和
- これらの組み合わせ。任意のベクトル
の kn 倍を足し合わせたもの
ベクトル
係数 ci は実数なので、0を選ぶこともできます。そうすると、そのベクトルは完全に消えます。例として、ベクトル