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計算ツール:誕生日のパラドックス

クラスに23人の子どもがいます。少なくとも2人の誕生日が同じである確率はどれくらいでしょうか。多くの人は数パーセントくらいだと予想しますが、実際は半分を超えます。これを誕生日のパラドックスといいます。本当は矛盾ではなく、直感がはずれるだけです。1人をほかの人と比べるのではなく、全員をそれぞれほかの全員と比べることになるので、クラスの中には2人組が253組もできます。

計算ツールは、1年を365日とし、どの日に生まれる人の数も同じだと考えて計算します。

全員の誕生日がちがう日である確率は49.27%です。

ほかの人のだれかが自分と同じ日に誕生日を迎える確率は5.86%です。

計算のしくみ

計算ツールは、次の公式で計算します。

P=1−365⋅364⋅…⋅(365−n+1)365n

ここで、n は人数です。

少なくとも2人が一致する場合を直接数えるのは大変です。2人が一致することも、3人が一致することも、2組の異なる2人組が一致することもあるからです。そこで、余事象、つまり全員の誕生日がちがう日である確率を求めます。1人目の誕生日はどの日でもかまいません。2人目は残りの364日のどれか、3人目は363日のどれかでなければならず、23人目は343日のどれかになります。

365365⋅364365⋅363365⋅…⋅343365≒0.4927

これを1から引きます。

P=1−0.4927=0.5073

23人の中に誕生日が同じ2人がいる確率は、約50.73%です。これとはまったく別の問題が、だれかが自分と同じ誕生日かどうかです。ほかの22人のそれぞれが自分とちがう日に生まれている確率は 364365 なので、確率は 1−(364365)22≒5.86% しかありません。

章: 計算ツール:組合せの数, 計算ツール:重複順列, 計算ツール:同じものを含む順列, 計算ツール:重複組合せ, 計算ツール:くじで当たる確率, 計算ツール:誕生日のパラドックス, 計算ツール:少なくとも1回起こる確率, 計算ツール:二項分布