分数関数
ここで考える分数関数は、分子にも分母にも1次関数がある関数です。
いちばん簡単な分数関数は
ここで v は時速(km/h)です。これがまさに、k = 30 の関数
分数関数のグラフは双曲線で、それも直角双曲線、つまり漸近線がたがいに垂直な双曲線です。さらに、双曲線の記事の図とはちがって、交差する斜めの直線ではなく、水平な直線と垂直な直線に近づくように回転しています。たとえば、関数
この式には、さらに2つの条件 c ≠ 0 と ad − bc ≠ 0 がつきます。c = 0 なら分母に x がなくなり、ふつうの1次関数になってしまいます。ad − bc = 0 なら、分子が分母の定数倍になって約分でき、定数関数が残ります。
関数 y = k/x
まず、関数
関数
図の赤い曲線は関数
- k>0 なら、双曲線の枝は第1象限と第3象限にあります。
- k<0 なら、第2象限と第4象限にあります。
グラフが近づいていく x 軸と y 軸を、漸近線といいます。
ここで、ほとんどの人がはまる落とし穴に注意しましょう。関数
グラフの平行移動と一般形の変形
関数
のグラフは、
しかし、一般形
分母は x − 1 なので、分子にも同じ式を作ることを考えます。x − 1 の2倍は 2x − 2 です。ここから分子 2x + 1 を作るには、さらに3をたす必要があります。
これを分数に代入します。
分数を2つの分数の和に分けます。
1つ目の分数で x − 1 を約分します。
多項式の割り算でも同じ結果になります。
定義域は、分母が0にならないこと、つまり x ≠ 1 からわかります。逆に、分数
残るは座標軸との共有点です。x 軸との共有点では y = 0 で、分数が0になるのは分子が0のときだけです。
y 軸との共有点は、x に0を代入して求めます。
グラフは x 軸と点
y 軸との共有点は、変形したあとの式からも求められることに注目しましょう。