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直角三角形の相似から得られる関係(ユークリッドの定理)

古代アレクサンドリアの数学者ユークリッド(エウクレイデス)は、三角形について2つの定理をまとめました。高さについての定理と、直角をはさむ辺についての定理です。ヨーロッパの一部の国ではユークリッドの定理と呼ばれますが、日本の教科書では名前をつけず、直角三角形の相似から得られる関係として学びます。

高さについての関係

この関係は、直角三角形でしか成り立ちません。基本の図を見てみましょう。

三角形の基本の配置

三角形 ABC があり、辺 c が斜辺、線分 hc が辺 c を底辺としたときの高さです。点 Pc は辺 c を2つの線分に分けます。線分 APc を cb、線分 BPc を ca とします。

高さについての関係は次のとおりです。

hc2=ca⋅cb,

ここで hc は線分 hc の長さを表します(ほかも同じです)。言いかえると、1辺の長さが hc の正方形と、2辺の長さが ca と cb の長方形をつくると、2つの図形の面積は等しくなります。次の図には、そのような正方形と長方形が示してあります。

正方形と長方形を示した三角形

高さについての関係によると、これらの図形の面積は等しくなります。赤い正方形の1辺の長さは hc、緑の長方形の1辺の長さは ca、もう1辺の長さは cb です。

この関係は、三角形の相似を使って証明できます。

直角をはさむ辺についての関係

この2つ目の関係も、直角三角形で成り立ちます。最初の三角形の図にもどりましょう。

三角形の基本の配置

2つ目の関係は次のとおりです。

a2=c⋅cab2=c⋅cb

1辺の長さが a の正方形をつくると、その正方形の面積は、2辺の長さが c と ca の長方形の面積と等しくなります。この正方形と長方形も図で見てみましょう。

直角をはさむ辺についての関係の図

この関係も、三角形の相似を使って証明できます。

章: 2次曲線, 楕円, 双曲線, 放物線, 直角三角形の相似から得られる関係(ユークリッドの定理)